プランター・鉢の選び方と置き場所:植物と空間に合ったベストマッチを見つけよう
ガーデニングを始める上で、植物の次に重要となるのがプランターや鉢です。ただ植物を植えるだけでなく、その種類や素材、デザイン、そして置く場所を考慮することで、植物はより元気に育ち、空間も美しく演出できます。
1. プランター・鉢の「種類」と「素材」で選ぶ
まずは、鉢の種類と素材ごとの特徴を知り、植物の性質や置く場所に合わせて選びましょう。
【種類】
丸鉢
一般的で多くの植物に合う。デザインが豊富。
ほとんどの草花、観葉植物、樹木
角鉢
モダンな印象。スペースを効率的に使える。
整然と並べたいハーブ、野菜、背の高い植物
長鉢(深鉢)
深さがあるため、根が長く伸びる植物に適する。
バラ、クレマチス、野菜(トマト、ナスなど)
浅鉢(平鉢)
浅いため、根が浅く張る植物や寄せ植えに。
多肉植物、サボテン、グランドカバー、苔玉
吊り鉢
ハンギングバスケットとも。空中に吊るして使う。
アイビー、ワイヤープランツ、ペチュニアなどの垂れる植物
プランター(横長)
複数株をまとめて植えられる。ベランダで使いやすい。
ビオラ、パンジー、ミニトマト、葉物野菜
【主な素材】
プラスチック製
メリット 軽量で安価。カラフルでデザイン豊富。軽い、割れにくい、手入れが楽、移動が簡単。
通気性・排水性が劣る、安っぽく見えることも。
素焼き(テラコッタ)製
粘土を焼いたもの。通気性・排水性に優れる。
メリット 通気性が良く根腐れしにくい、ナチュラルな風合い。
デメリット 重い、割れやすい、乾燥しやすい、カビが生えやすい。
陶器製
素焼きより高温で焼かれ、釉薬(ゆうやく)で加工。
メリット デザイン性が高い、高級感がある、重みで安定。
デメリット 高価、重い、通気性・排水性が劣るものもある。
木製(ウッドプランター)
ナチュラルな雰囲気。温かみがある。
メリット 通気性が良い、自然な風合い、広い場所に合う。
デメリット 腐りやすい(防腐加工必要)、虫がつきやすい、重い。
FRP製(ファイバー強化プラスチック)
ガラス繊維で強化したプラスチック。
メリット 軽量で丈夫、デザインの自由度が高い、耐久性がある。
デメリット プラスチックより高価。
金属製(ブリキなど)
スタイリッシュでモダンな印象。
メリット デザイン性が高い、軽め。
デメリット 熱を吸収しやすい、錆びやすい、底穴加工が必要な場合も。
2. 植物の「サイズ」と「成長」で選ぶ
植物の成長を見越して鉢のサイズを選びましょう。
苗のサイズに合わせる: 購入した苗の根鉢(根と土の塊)よりも、一回りから二回り大きな鉢を選びます。
急に大きすぎる鉢に植えると、土が乾きにくく根腐れの原因になることがあります。
最終的な大きさを考慮する: 背が高くなる植物や、横に広がる植物は、将来的に植え替えが必要になります。
植え替えの手間を省きたい場合は、最初から少し大きめの鉢を選ぶか、
成長に合わせて段階的に大きな鉢に植え替える計画を立てましょう。
根の張り方: 深く根を張る植物(バラ、一部の野菜)には深鉢を、
浅く根を張る植物(多肉植物、芝生など)には浅鉢を選ぶと良いでしょう。
3. 「水はけ」と「底穴」を確認する
植物の健康にとって最も大切なのが水はけです。
底穴は必須: ほとんどの植物にとって、鉢の底に水抜き穴があることは必須です。水が溜まると根腐れの原因になります。
鉢底石を敷く: 鉢底穴の上に、水はけを良くするための鉢底石(軽石など)を敷き詰めます。
これにより、土が流れ出るのを防ぎ、余分な水がスムーズに排出されます。
4. プランター・鉢の「置き場所」の考え方
どこに置くかによって、鉢の選び方や管理方法が変わります。
日当たり
日なた: 日差しに強い素材(素焼き、陶器など)や、熱を吸収しにくい色(白など)を選ぶと、土の温度上昇を抑えられます。
半日陰・日陰: 素材の制限は少ないですが、水はけが悪いと苔が生えやすいので注意が必要です。
風通し:
風通しが良い場所は根腐れしにくいですが、乾燥しやすいので水やりの頻度に注意が必要です。
スペースの広さ:
ベランダや窓際: 奥行きの狭い場所には、スリムな長鉢や縦長の鉢が適しています。
広い庭: 大型プランターやデザイン性の高い鉢で、空間のアクセントにできます。
重量:
移動の頻度: 頻繁に移動させる場合は、プラスチック製やFRP製など軽量なものを選びましょう。
耐荷重: ベランダなどで育てる場合は、床の耐荷重制限にも注意が必要です。特に土が入ると非常に重くなります。
見た目の統一感:
複数の鉢を置く場合は、素材や色、デザインに統一感を持たせると、すっきりとした美しい空間になります。
5. プランター・鉢を選ぶ際の最終チェックリスト
日当たり: 置く場所の日当たりはどうか?
水やりの頻度: どれくらい世話ができるか?
植物の性質: 育てる植物は水はけが良い土を好むか、水もちを好むか?
植物の成長: どれくらいの大きさに育つか?
重量: 設置場所の耐荷重は大丈夫か?移動は必要か?
見た目: 空間に合うデザインか?
これらのポイントを押さえて、植物がスクスク育ち、あなたもハッピーになるような、素敵なプランターや鉢を見つけてくださいね。