
フッキソウの育て方ガイド|Garden Days
常緑で丈夫なグランドカバー、和の庭にも洋の庭にも映える植物
フッキソウとは?
フッキソウ(富貴草/学名:Pachysandra terminalis)は、ツゲ科の常緑多年草。
日本や東アジア原産で、日陰でもよく育ち、地面を這うように広がる性質から、グランドカバーとして重宝されます。
名前の「富貴草」は縁起のよい響きで、庭に植えると“福が来る”とも言われ、古くから親しまれてきました。
基本データ
| 分類 | 常緑多年草 |
|---|---|
| 科名 | ツゲ科 |
| 開花時期 | 3月〜5月(白い穂状の花) |
| 草丈 | 約15〜30cm |
| 植える場所 | 半日陰〜日陰 |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | やや強い |
| 原産地 | 日本、東アジア |
フッキソウの魅力
常緑で一年中緑を楽しめる
日陰でも元気に育つため、庭の暗がりに最適
地を這うように密に茂り、雑草防止にも◎
和風庭園にも自然になじむ落ち着いた佇まい

植え付けと育て方
植え付けの時期
春(3〜5月)または秋(9〜10月)が適期。涼しい時期に植えると根付きがよくなります。
適した場所
半日陰〜日陰の湿り気のある場所が理想。直射日光が強い場所では葉焼けを起こすことがあるため注意。
土づくり
腐葉土を混ぜて水はけと保湿性を両立。酸性〜中性の土を好みます。
水やり
基本的に自然の降雨で足りますが、夏場に乾燥が続くようであれば水を与えましょう。
肥料
特別な施肥は不要ですが、春先に緩効性肥料を少量与えると生育がよくなります。
管理と手入れ
繁殖力が強いため、広がりすぎた部分は適宜カット。
植え替えや株分けは3〜4年に1度がおすすめ。
落ち葉が溜まりやすいので、見つけたら取り除くと病気予防に。
増やし方
春か秋に株分けするのが簡単で確実です。親株を掘り上げ、根をいくつかに分けて再度植え付けます。
よくあるトラブルと対策
| 症状 | 原因と対策 |
|---|---|
| 葉が黄色くなる | 土の乾燥・栄養不足 → 半日陰に移動し、腐葉土や肥料で改善 |
| 広がらない | 土壌が固すぎる・日照不足 → 土を柔らかく、場所を見直す |
| 病害虫 | 基本的に病害虫に強いが、まれにナメクジなどが出ることも。見つけたら駆除を。 |
フッキソウを使ったガーデンデザイン例
和風庭園の下草に。苔との相性も抜群で、静寂な雰囲気を演出。
シェードガーデンの足元にリズムを加えるグリーンとして活躍。
石畳の隙間や、ジメジメした裏庭のカバーとしてもおすすめ。
編集部おすすめ|寄せ植えアイデア
「静かな緑の重なり」
・フッキソウ × ヤブラン × ヒューケラ
…すべて日陰に強く、カラーリーフの組み合わせで彩り豊かに。
まとめ
フッキソウは、派手さはないものの、日陰に緑をもたらす頼れる存在。初心者にも育てやすく、放任でも美しく広がります。和の趣ある庭にも、ナチュラルガーデンにも。静かに寄り添うその姿は、まさに“富貴”の名にふさわしい植物です。